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釉薬が生まれる糸口は、燃料の薪の灰が陶器に偶然付着し、高温で土との科学反応から融けてガラス状となったことからでした。基本原料は、長石、石灰、珪石、各種灰類、酸化銅や酸化鉄等で、それぞれに役割があります。調合は意外と簡単で、役割に適した分量を計って掛け合わせることで目的の釉調や色目に近くなります。
釉薬は、掛けたときの厚みによって焼き上がりに違いが出るので、あらかじめ、基準となる濃さに濃度を調節しておかなければなりません。濃度は素焼きのかけらに試しがけしたり、比重計やボーメ計(釉薬の種類によって異なりますが50くらいを目安とします)を使って確認します。
市販されている同じ原料でも、袋によって内容量が違ったり、窯のメーカーによって発色が違ったりするので、同じ配合で調合しても同じ色に出てくることはまずありえません。調合は一応の目安として利用し、オリジナル釉薬を作って楽しむのもよいでしょう。
釉薬とはガラスの親戚みたいなものです。 (1)表情を変える。(様々な色があります) (2)強度を強くする。(ガラス質のものでコーティングすることにより陶器自体の強度が増します) (3)衛生的安全度を上げる。(釉薬を塗ってないと陶器などにはカビが生えたりします)
釉薬はまとめてたくさん作る場合が多いので、余った釉薬は蓋付ポリバケツや密閉できる容器に入れて水分の飛散を防ぎます。ホコリなどの不純物が入ると釉薬の性質に影響がでることもあるので気をつけましょう。日の当たらない場所に置いておけば長期保存が可能なものもありますが、釉薬の中には長期保存できないものもあります。
釉薬によって発色が違えば、その使用している釉薬原料などの組成も違います。化学反応をゆっくり起こし、成分が変わって言ってしまうことがあるのです。特に長期保存がきかない釉薬を下記にリストアップしておきます
ご注意ください! 長期間保存しておくと品質が変わる釉薬(焼いた際に縮れな貫入が入ってしまうなど)