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 粘土について
選び方で仕上がりに差が出ます。
焼き物を作る上で「粘土」を知ることはとても大切なことです。
火成岩が風や水など自然の影響を受けて風化し分解されてできたものを「一次粘土」といいます。 鉄分や有機物質をほとんど含まない、白色で耐久性の高いものです。(カオリンや陶石など) 風化したものが水に流されて堆積したものを「二次粘土」といいます。 水に流されて堆積されるまでに、鉄分や木の炭化した粉末のものなどを含み、色は灰色や褐色です。(木節粘土など) また、中間的なものに白色または灰色で耐久性が高く、焼き物に適したものがあります。(蛙目粘土) このようにできた粘土は粘りがあり、可塑性(力を加えると変形し元に戻らない性質)があります。

以上の説明のように焼き物の粘土は、基本成分でカオリン、木節粘土、蛙目粘土に分けることができます。 各地で採れる粘土は、その土地の成分が混入されるため焼き上がりに違いが表れるのです。

全国各地で採れた粘土を使って焼き物は作られるので、粘土の個性がそのまま焼き物の個性として現れます。 それぞれの伝統のある粘土の持ち味は高温焼成されたときに最も効果的に表れますので、いろいろな粘土を使って作陶をお楽しみください。
 粘土の保存法
購入時に袋に入っていますが、それだけでは粘土に含まれている水分の飛散を止めることはできません。粘土を手に入れた後、すぐに使用するとは限りませんし、残った粘土をきちんと保存しておかないとすぐに硬くなってしまい、練り直すことになります。空気にふれないようにラップのようなものでぐるぐる巻きにぴったりと被い、さらにビニール袋に入れて縛り、その上密閉容器に入れるなどして、日の当たらない乾燥しにくい場所に保管しましょう。とにかく水分が飛散しないような方法で保管することが大切です。長期保存をした粘土には例外なくカビが発生しますが、粘土としての性質は変わりませんので問題なく使用していただけます。
 固くなった粘土の再生方法
粘土は焼く前であれば、固くなっても再生して使うことができます。 成形や乾燥中に割れてしまったり、失敗作品、削ったくずの粘土もすべて使いきりましょう。 個人で作陶する場合は下記の手作業で十分ですが、量が多い場合は土練機を使用します。

(1)完全乾燥後、なるべく細かく金槌で粉砕します。丁寧に行う場合はフルイにかけます。
(2)ひたひたの状態になるまで水を入れます。
(3)かき混ぜず、1日くらい置いて塊がなくなるように混ぜ、泥状になったら素焼鉢や板の上に広げて日光に当てて乾燥させます。
(4)適度な硬さになったら新しい粘土を加え、荒練りします。
 土練機を使えば簡単
粘土を練るのはとても力がいる作業です。その重労働を肩代わりしてくれるのが土練機です。
個人向けというより粘土を大量に使用するところで使うことが多いようです。
 粘土の練り方
粘土をよく練ることは、良い作品を作る基本です。
「全体を均一の硬さにする」「空気のつぶが入っていない」ことが必要です。
練りのページへ
 粘土の固さを均一にする「荒練り」
材料店で購入した粘土は調整されていて、すぐに使用できそうですが、練り直すことでスムーズになり成形しやすくなります。長い間保管されていた粘土は、表面と内部に固さや水分の状態にばらつきが出てきてしまうため均一にします。また、再生した粘土や異質の土と混ぜるときなどにも荒練りをします。
荒練りは円柱状やブロック状にして立てた粘土を両手で倒しながら練り始め、固さを均一にしていきます。
 粘土の中の空気を抜く「菊練り」
荒練で固さが均一になったら、菊練りで粘土の中にある空気を抜きます。練り上げた後の形が菊の花びらに似ているところから菊練りと呼ばれています。粘土の中に空気が入ったまま焼成すると、作品が割れたり破裂したりします。
 土練りの後
土練りが終わったらすぐにロクロ成形に入りましょう。そのままで置いておくと、空気にさらされて表面がどんどん乾いていってしまいます。練りあがった粘土は一回ごとに必要な大きさにまとめ短時間なら使わない分はビニールでしっかり包んでおきます。
 ろくろの中心をとらえる「つちごろし」
つちごろしの目的は、粘土をろくろの上でさらによく練り、中心にまとめることです。芯出しとも言います。慣れるまでは、水を大目に塗り付けることがポイントです。


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